こんにちは、精神科医のペーターです。
今回お話したい内容は、僕自身も耳が痛い内容になっています。
僕自身の話ですが、子育てしている時って、後から振り返ると、どうしてあんな言葉を投げかけてしまったのだろう、どうしてあんな態度をとってしまったのだろうって思い返すことが多くありました。
僕自身は
・子どもが間違った道に進まないようにしたい。
・子どもがしっかり成長して欲しい。
・子どもが将来自立して欲しい気持ちがある
だから子どもを叱っていると勘違いしてました。
今でははっきり勘違いしていたといえるのですが、そのきっかけとなったのが『親の3つのタイプ』を知ったからです。
『3つの親のタイプ』のご紹介と、僕自身も過去の反省を忘れないように、自分への戒めも込めて今回の記事を書いていきます。
【体験談】恥ずかしい話ですが
恥ずかしい話ですが、昔の僕はポンコツでした。
僕は子どもに厳しくしてしまう親でした。
ことあるごとに「こうした方がいい」「こうしたらダメ」と言ってました。
今、振り返ればダメな親でした、というより毒親一歩手前でした。
仕事ではじっくり話を聞くことが出来るのに、大切な子どもの話を聞けない自分がいました。
それにもっと厄介なのことに自分は子どものことを考えて厳しくしていると思いこんでました。
なぜこんなことが起きるかというと「自分自身について知らないから」です。
この記事で書いている3つの親のタイプを知ってから、まずは自分の行動を振り返るようにしました。
子どもに接する時の親の姿勢3つ
・厳しくしてしまう親
・甘やかしすぎてしまう親
・子どもを導く親
親が子どもにとってしまう姿勢は3つあるといわれてます。
それぞれを説明していきます。
厳しくしまう親
- 「こうしなさい!」
- 「こうしなきゃダメでしょ」
口癖は「ダメでしょ」「いい加減にして」が特徴的。昔の僕ですね。
子どもが自分の考えと違っていると否定から入る親です。子どもと自分は別の人間であることはわかっているはずなのに、子育てに余裕がないのか、すぐに子どもを叱ってしまいます。
子どもを言いなりに、思い通りにしたいのだろうかと思わせる傾向もあったりします。
子育てに余裕がないため、子どもが何を求めているのか、子どもがどのように考えているのかまで考える余裕も持っていません。
結果、子どもは叱られることで萎縮してしまい、親子の関係も悪くなってしまいます。
甘やかしすぎてしまう親
- 「いいよ」
- 「そうしよう」
口癖は「YES」が特徴的。
子どもが希望することは何でも認めてあげます。そのため子どもは自由に過ごせ、温かく接してもらっており、一見良い印象を受けますが、裏を返せば無責任といえる場合もあります。
子どもの言いなりになってしまうこともあります。
甘やかしすぎてしまう親は社会のルールやマナーなどに無頓着な傾向もあります。
影響力のある親
- 「どう思ったの?」
- 「こう考えていたんだね」
口癖は「どう思うの?」「どうしたいの?」が特徴的。
厳しすぎず、甘やかしすぎず、子どもの視点にたって状況を判断しようとします。子ども自身は一人の「人間」であると理解しており、子どもからの意見も聞きながら親子の交流をしていきます。
影響力のある親は、子どものお手本になるように自分自身の言葉づかいや態度にも気をつけていたりもします。
時に、子どもに対して厳しく接する場合もありますが、周りが理解できるような自分自身の考えや信念を持っています。
あなたも変われますよ
どうでしたか?
親の3つのタイプを並べると、どうしても「影響力のある親」が素晴らしくなりますよね。
他の2つ「厳しすぎたり」「甘やかしすぎたり」する自分はダメだってなると思います。
ですが、親も人間です。
良い面もあればまずい面もありますし、子どもに厳しかったり、甘やかしたりするのは程度の違いです。
3つのうち、どれか一つだけの態度で子どもに接してしまうということはありません。
あなた自身の性格もあるでしょうし、あなたが子どもにかけてしまう期待の大きさもあるでしょうね。
大切なのは、あなたも子どもも楽しく過ごすこと、子どもが心身ともに健康であることです。
そのためにあなた自身ができることを考えていけば、あなたも「影響力のある親」に変わることはできます。
いきなりガラッと変わることは難しいですが、ちょっとずつやっていきましょう。
コメント