子育てって思いどおりにいかないことが多くて…自分の子育てに自信がもてません。
どうしたらいいのでしょうか?
こういった悩みにお答えします。
親にとって、子どもの成長はうれしいものです。
子育てをしていると、うれしいことがあれば、悩んだり不安になったりすることがあります。
子どもが小さいころは、なにかと子どもにも手がかかり、どうしたらいいのか迷ってしまうことも多いですよね。
「なぜうちの子は、トイレトレーニングがうまくいかないのかしら…」
ほかの子と自分の子どもをくらべてしまい、気持ちが焦ってしまうこともあるでしょう。
うまくいかないことが続くと、自分の子育てがこれでいいのかと自信をなくしてしまいます。
ここでは、子育てに自信がないと感じてしまう原因についてまとめてみました。
また、子育てに自信がないと落ちこんでいるママだからこそできることについて、解説します。
みんながなりたい理想の母親と現実|子育てに自信がなくなる原因
◆ 理想の母親像|仕事と子育てを両立している
はたらく女性にとっての理想の母親像は、やはり仕事と子育ての両立ができることです。
ほとんどの女性は、子育てについてしっかりとした考え方をもっていることが分かります。
子どものしつけや教育は、一番気になるところですよね。
しつけができていない子どもは、していいことと悪いことの判断があいまいです。
まわりのお友だちに、迷惑をかけることがあるかもしれません。
教育についても、学校の授業が理解できないようになってしまっては大変です。
授業についていけなくなると、学校生活がつまらなくなるでしょう。
仕事と子育てを両立し、子どもにしつけや教育をしっかりと身につけ、のびのびとした子育てをする…
もしかすると、理想が高すぎるのかもしれません。
理想が高くなってしまう背景には、社会の育児に対する要求が多いのではないかと思われます。
◆ 自信がなくなるのは『理想と現実をくらべてしまうため』
子育てに自信をなくしているママにお伝えしたいのは、悩みや不安は決して悪いことではないということです。
子育てに自信をもてなくなるのは、理想と現実をくらべてしまうからです。
いつも笑顔で子どもとすごしたいのに、怒ってばっかり…
うまくいかないことがつづくと、自己嫌悪や後悔ばかりしてしまいます。
自分の子育てがこれでいいのかな、と自信がもてなくなってしまうのです。
『理想の母親像、理想とする子育て』
自分の理想と現実をくらべてしまい、「そんなふうにはできていないな」とギャップを感じることでしょう。
理想と現実のギャップを感じて、気持ちが焦るあまりに、子育てに自信がなくなってしまうのです。
反対に、現実をしっかりと見ることができているからこそ、理想と現実にギャップがあることが分かるのです。
悩みや不安を感じるということは、子育てに真剣に向き合い、一生けん命にやっているという証拠です。
少しくらい子育てに自信がなくても大丈夫!
◆ 子育てに自信がある人|自分の育児はただしいと思いがち
子育てに自信がある人は、「自分の子育ての方法がただしい」と思いこんでいるところがあります。
自分の子育ては、まちがっていない、これでいいと思う気持ちが必要なときはあります。
子育てにおいて、自分軸をもつことは大事です。
その反面、自分の子育てが正しいと思いこみすぎると、ほかの人の意見を聞こうとしなくなります。
自分から子育ての方法や子どもの悩みを、ほかの人に相談しないようにもなります。
極端なケースだと、自分の子育ての方法を信じて疑わなくなり、まちがった子育てをしてしまうことにもつながります。
さまざまな情報に惑わされることはありませんが、自分とはちがう子育ての方法や知識を知ろうとしません。
自分の子育てをふり返ることがないため、子育てで悩むことがないのです。
自信をもちすぎている親の子育ては、子どもにとって好ましくない影響がでることがあります。
◆ 子育てに自信がない人|自信がないからこそできること
子育てに自信がない人は、「自分の子育ての方法はこれでいいのか」と思っているため、まわりをしっかり観察しています。
育児で困ったことがあると、ほかの人がどうしているのか、なにかいい方法はないのかな?と考えます。
もしくは、ほかの人に相談したり、自分で調べたりしますよね。
子育てに自信がないことは、悪いことではありません。
むしろ、自然なことだと思います。
子育てに自信がないからこそ、まわりの意見を聞き、取り入れることができるのです。
悩むたびに、じゅうなんに対応できているということです。
ただし、ほかの人の意見やいろいろな情報に流されないように注意が必要です。
よいと思ったすべての子育ての方法を取り入れると、親も子どももふり回されることになります。
ほかの人の意見を聞いたうえで、自分ができるのか、自分の子どもに合っているのか。
しっかりと考え、試行錯誤をしていくうちに、自分の子育てにも前向きになれていくことでしょう。
自分の子育てに自信がないと落ちこまずに、自信がないからこそできることがたくさんあるのです。
◆ ママはママの人生 子どもは子どもの人生
『子どもの問題は子どもの問題』とわりきることも、ときには必要です。
自信がもてなくて大丈夫だといわれても、悩みすぎて、どうしても不安が大きくなってしまいますよね。
子どものことを考えすぎてしまうのは、それだけ真剣に向きあっている証拠です。
しかし、ママにはこれからのママの人生があります。
子どもには子どもの人生がある、ということを忘れないでください。
子育てがうまくいかないことを、自分のせいだと責めることはありません。
子どもは親がコントロールして、管理できるものではありません。
子育てをしていると、悩むことや、自信がないと落ちこむことは当たり前なのです。
悩んだり、考えたりしながら、今の状況を改善しようとする『前向きな気持ち』をもつことが大切です。
子育ては落ちこんだり喜んだりのくり返し
子育ては、失敗して落ちこんだりすることもあれば、うまくいって喜んだりすることのくり返しです。
「今日も子どもを怒ってしまった」と、後悔して、自己嫌悪することもありますよね。
「今日はたくさんご飯を食べてくれた」と、子どもが笑っている顔を見ると、うれしくなりますよね。
子育てをしていると、悩むこともあれば、うれしいこともあるのです。
悩みや不安は、子どもが小さいうちだけに感じるものではありません。
子どもが成長しても、悩みや不安はつきものです。
小さいころは、トイトレがうまくいかないことで焦り、中学生になると、親は学力のことや進学のことで心配することでしょう。
子育ての悩みは、子どもの性格や年齢とともに変わっていき、いつでも親は悩んでいるものなのです。
子どもが大きくなっても、子どものことを想わない親はいませんよね。
子育てに自信がない…と落ち込む必要はありません。
子どもの成長とともに、親はひとつひとつの悩みに対応していけばよいのです。
子育てには、正解がありません。
悩むたびに、「こうしたほうがいいのかな」と試しながら、前に進もうとする気持ちが大切です。
まとめ
子育てには、いろいろな悩みがあり、不安に思ってしまうことがあります。
うまくいかないことが続くと、自信がないと感じることは当然です。
子育てに自信がないと感じているのは、あなたが現実をしっかりと受け止めている証拠です。
自分に自信がなければまわりの人に相談して、素直に意見を聞くこともできますよね。
子育てに自信がないと感じて、落ちこむことはありません。
これでいいのかなと悩みながらも、子どものことを想い、けん命に子育てと向き合っている自体が子どもにとって大切なことです。
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