子どもが言うことをきいてくれなくて、イライラしてしまい、つい怒ってしまいます。
そんな自分にも嫌気がさして…どうしたらいいのでしょうか?
こういった悩みにお答えします。
子どもはかわいいはずなのに、言うことをきかないとママはイライラしてしまうものです。
イライラしてしまい、ついどなってしまうこともあるでしょう。
子育てのことで悩んでしまい、自分の育児に自信をもてなくなることもありますよね。
子どもとの生活は、予定どおり進まないことがたくさんあります。
ママは子育てのイライラがたまってしまい、ストレスをためてしまいがちです。
では、どうしたら子どもにイライラせずに、育児のストレスをため込まないようにできるのでしょうか。
ここでは、子育てでイライラする原因と、今すぐできる対処法ついてまとめてみました。
自分はイライラしている、育児にストレスを感じているということに気づくことは、大きな一歩です。
今回の記事を参考に、少しでも気持ちが軽くなる方法が見つけられると、うれしく思います。
子育てのイライラ|ストレスがたまるのは当たり前
24時間、365日、子育ては終わりがなくつづきます。
子どもが小さいころは、何かと手がかかり、ママはゆっくりと休む時間もとれません。
育児の疲れがたまってくると、気持ちにゆとりがなくなってしまいます。
ゆとりがなくなると、いつもは許せるようなことでも、イラっとしやすくなります。
仕事や家事など、ママの1日は大忙し。
育児のほかにも、人間関係などの日常生活で感じるストレスは、たくさんありますよね。
子育て中のママに調査(博報堂|「ママのストレスとトキメキ」調査)したところ、ストレスを感じているママは、89.1%。
ほとんどのママは、育児のストレスを感じているのです。
ストレスを感じないママの方が、珍しいということです。
子育て中のママは、何かとイライラしてしまい、ストレスがたまっているのです。
ストレスがたまりすぎると、体調やメンタル面にも影響が出てくることがあります。
自覚症状がないケースもあり、気づいたら症状が悪化していることもありますので、注意が必要です。
子育てでイライラしてしまう原因はおもに3つ
子育て中のママがイライラしてしまう原因は、おもに3つあります。
- 子どもにイライラしてしまう
- パートナーにイライラしてしまう
- 人間関係や環境などにイライラしてしまう
◆ 原因1|子どもにイライラしてしまう
早く出かける準備をしてほしいのに、子どもはマイペースで動こうとしないとき、ついイライラしてしまいますよね。
「時間がないから早くして!」とあせってしまい、声が大きくなることもあるでしょう。
子どもは親の言うとおりには動きません。
分かっているものの、時間がないとイライラがたまってしまいます。
ご飯を食べるのもイヤ、洋服を着るのもイヤだと言う、イヤイヤ期も同じです。
子どもは、親がしてほしいことをまったく聞き入れようとしません。
イヤイヤ期だから仕方ないと思っているものの、手が付けられないと、イラだってしまいます。
あまりにも子どもが言うことをきかないと、これでいいのかしら…と、子育てに不安を感じてくるかもしれません。
子供に対してイライラしすぎてしまうと、自分の育児に自信がもてなくなってしまうこともあります。
◆ 原因2|パートナーにイライラしてしまう
育児や家事に協力的でないパートナーに、不平等さを感じてイライラしてしまいます。
平成28年(2016)では、夫の家事・育児関連に費やす時間(1日当たり)は、平均すると1時間23分です。
妻は、平均7時間34分。(総務省|平成28年社会生活基本調査の結果)
夫の家事・育児関連に費やす時間は増えていますが、育児や家事をメインでやっているママが多いという結果です。
仕事が忙しいのは分かっているものの、「どうして私ばっかり」とパートナーに対して不満がたまってしまいます。
自分と比べると、育児や家事の負担がちがうこと、平等でないことがイライラにつながっていきます。
男性が、当たり前に育児休暇をとることもできません。
本来は、夫婦2人で育児や家事をすることが望ましいのですが、むずかしいのが現状です。
外国とくらべてみても、日本は夫が家事や育児をしている時間は少ないですね。
仕事から帰ってくるのが遅くて、妻にまかせっきりになっています。
いい訳ですよね…
◆ 原因3|人間関係や環境などにイライラしてしまう
子どもやパートナー以外に、イライラを感じてしまう原因はあります。
たとえば、ママ友などの交友関係、自分の両親や義理の両親、自分の体調などです。
子どもをとおして仲良くなったママ友。
助け合ったり、悩みや愚痴を聞いてくれたりと心強いママ友ですが、トラブルに巻きこまれることもあります。
子育て中には何かとたよりになる、自分の両親や義理の両親。
子どもをかわいがってくれる反面、孫がかわいいあまりに、子育ての方針や教育方法に口を出してくることもあります。
ママがやりたい育児方針とちがう、意見が合わないと感じてしまうと、対立してしまうこともあります。
産後はゆっくり休むことができず、自分の体調がじゅうぶんに回復できていないと感じているママも多いでしょう。
さらに、子育てに忙しくなり、育児の疲れもたまってしまいます。
体調面がすぐれないこと、気持ちまで不安定になってしまうことがあります。
原因別|イライラをためまないようにする対処法
◆ 原因が子どもの場合|気持ちのスイッチを切り替える
親が「こうしてほしい」と期待しているとおりに、子どもは動いてくれないものなのです。
子どもへの期待がはずれると、親は自分の思ったとおりにならないことから、イライラや怒りを感じてしまうのです。
もともと、子どもはマニュアルどおりにも、親の期待どおりにもいかないものなのです。
このことを覚えておくだけでも気持ちが軽くなるかなと思います。
子どもが部屋を散らかしてしまうと、親は「片付けなさい!」と言うことがあるでしょう。
「子どもにおもちゃを片付けてほしい」と親は子どもに期待しているのです。
子どもに期待しすぎたり、干渉しすぎたりせずに、もう少し子どものことを大らかな目でみてみましょう。
「このくらいでも、まぁいいか」と、少し肩の力を抜いて、気長にかまえてみるくらいでいいかもしれません。
親は、子どもに自分から片付けができる子になってほしいと思ってしまうのは当然のことです。
しかし、子どもは、親とはちがう人格を持っています。
子どもには子どもなりの考え方があるもの、自分と切りはなしてみましょう。
部屋を散らかしていることで、イライラしそうになったときは、子どもにどうしたいのか?を聞いてみましょう。
その上で、部屋が散らかっているのは困っているので、ママは片付けてほしいと自分の気持ちを伝えてみましょう。
子どもの気持ちを聞いたうえで、親子で折り合いをつける方法をさがしてみるのもひとつの方法です。
◆ 原因がパートナーの場合|育児や家事をリスト化&見える化
ママは、「あれもこれもやらなくては」と、育児をしながらがんばっています。
忙しい自分と比べて、休日にパートナーがゆっくり休んでいるところを見てしまうと、イライラしてしまうのは当然です。
逆にパートナーは、どれだけの家事があり、どれだけ育児が大変なのかが分からないものです。
パートナーからすれば、「何でそんなに忙しいの?」と思っているかもしれません。
「いってくれたららやるのに…」というパートナーも多いでしょう。
やることを指示されたり、はっきりといわれたりしないと分からないということです。
育児や家事は、ママひとりだけでがんばらなくてもいいのです。
まずは、ママがひとりでやっている育児や家事がどれだけあるのか、リストにしてみましょう。
リストにすることで、冷静に話し合うことができます。
育児や家事を見える化することによって、パートナーと全体像を共有しやすくなります。
育児や家事のリストの中から、どれをどのように分担するのかを話し合ってみましょう。
話し合うときには、自分の要望をしっかりと伝えてみましょう。
パートナーがしてくれないことばかりに目が向いてしまい、イライラしてしまいます。
してくれないことよりも、してくれたことを見つけて、感謝する気持ちを伝えることも大切です。
パートナーと子どもだけで過ごしてもらうというのも、ひとつの方法です。
ママがいつもしていることを、パートナーに思い切ってまかせしてみましょう。
ママが感じているストレスや、育児の大変さが分かるよい機会にもなります。
いきなり長い時間はムリでも、子どもと過ごす時間を少しづつ長くしていくといいですね。
家事や掃除は、適度に手抜きすることも取り入れていきましょう。
時間ができることで、心のゆとりにつながりますよ。
◆ 原因が人間関係や環境などの場合|深く考え込まないようにする
人間関係でトラブルがあると、考えすぎてしまい、気持ちがふさいでしまいます。
トラブルのことを考えても、たいていは解決方法などはないものです。
考えても仕方がないとわりきり、悩みすぎないようにしましょう。
自分の両親や義理の両親と価値観が合わなかったり、意見がちがったりすることがあるでしょう。
子育ての方針や教育方法を押し付けられる、ママの育児にダメ出しすることがつみ重なれば、イライラしてしまうのは当然です。
しかし、両親たちにはなかなか言いづらいものですよね。
冷静に対応するために、両親たちと距離を少しはなしてみるのもひとつの方法です。
両親たちに、子育ての方針などは親である自分が決めていくことを伝えることができればベストですけどね…
なかなかはっきりとは言えないですよね。
僕も気をつけます。
イライラをためこまないようにするには?
◆ 体や心を休めてリフレッシュすることも必要です
イライラをためこまないようにするためには、体や心をリフレッシュすることが必要です。
ママはついついムリをしてしまいがちですが、疲れたら休むことを心がけましましょう。
子ども中心の生活になってしまい、自分のことはついつい後回しになってしまいます。
子どものことを優先に考えること、悪いことではありません。
その反面、自分ひとりの時間がもてず、好きなこともガマンしてしまいます。
結果、気持ちのバランスがとれなくなってしまうことが問題です。
博報堂の調査によると、ストレスを感じているママのうち、ストレスを発散させるために何かしているママは 31.2%。
何かしたいのに、何もできていないママが62.4%。
(博報堂|「ママのストレスとトキメキ」調査)
ストレスを発散させる時間がなかなかとれないママが、圧倒的に多いことがわかります。
家事を手抜きして、少しでも自分の時間をもつように、休めるように心がけましょう。
育児の愚痴や悩みを、だれかに吐き出してみるのもいいかもしれません。
もやもやした気持ちを聞いてもらうだけで、リセットされるものです。
イライラがたまりすぎる前に、つらくなった心と体を休めましょう。
ママにも休みは必要です!休むことは悪いことではありません。
何もしないだらだらとした1日をすごすというのもいいかもしれません。
◆ どうしてもイライラしてしまったときの対処法
- 深呼吸する
- ゆっくり数を数える
- イライラを感じている場所から離れる
- 好きな食べ物を食べる(チョコなど)
- 好きな音楽をきく
- 外の風にあたる など
どうしてもイライラしてしまい、怒りがコントロールできないときは、クールダウンすることをおススメします。
怒りをクールダウンさせる方法は、いろいろあります。
怒りの感情を爆発させないためにも、自分に合った方法をためしてみましょう。
イライラをためこまないように、爆発させないように、自分でコントロールできるように心がけることが大切です。
イライラした感情を子どもにぶつけても、子どもまでイヤな気分になってしまうものです。
まとめ
「わたしは子育てにむいている、育児の悩みや不安もない」と思っているママはまれです。
子育てのイライラは、だれもが感じているものです。
うまくいかないことでイライラしてしまい、育児のストレスを感じています。
イライラした気持ちをため込みすぎるのは要注意です。
ママの気持ちがふさぎ込んでしまう前に、まずはイライラの原因を考えてみましょう。
イライラの原因と向き合い、対応していく方法を考えて、少しづつ行動することでかわってきます。
ママの気持ちがはれて、元気になれる方法がみつかればさいわいです。
総務省|平成28年社会生活基本調査の結果
内閣府男女共同参画局|男女共同参画白書 令和2年版
博報堂|「ママのストレスとトキメキ」調査
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